まだ見ぬ景色を求めて

みなさんこんにちは。
不精ながら、0.9Lコッヘルに心奪われるなどマニアックな一面が隠せない私ですが、
今年からボーイスカウトの指導者として活動することになりました。

私の所属する団は、お寺が本拠地になっておりまして、大きな倉庫があります。
倉庫の片隅に、気になるモノを見つけました。

バタフライランタン、燃料はケロシン（灯油）です。
ペトロマックスとほぼ同じものです。


かつては、ボーイスカウトには欠かせない夏のキャンプに持ち出され、
かつての子供達を照らしたのでしょう。
しかし、コールマンのガソリンランタンやOD缶のガスランタンに主役の場を奪われ、
２０年や３０年、倉庫の片隅でひっそりと朽ち果てようとしておりました。

まだ使えそうですので、持って帰り、レストアすることにしました。

ペトロマックスなど、見たことしかないですが、何とかなるでしょう。



タンクに灯油を入れ、ポンプで加圧し、予熱バーナーでジェネレーターを予熱します。
液体の灯油はジェネレーターで気化され、マントルで燃焼します。
予熱の際に、アルコールでも予熱は出来るのですが、普通はタンクの空気と灯油を使い、
予熱バーナーでジェネレーターを暖めます。
左のサビサビのパーツが予熱バーナーです。
ちょっとサビが酷いな・・・



上部は歪んでますね・・・
落としたんでしょうなぁ。



一通り、ばらしました。
タンクが綺麗です。この手のモノは、タンクさえ綺麗であれば何とかなるモノです。



ミキシングチューブとセラミックノズル。
セラミックノズルは割れていませんでした。



タンク。凄いデカイです。
致命的な錆は無し。
内部に灯油が入っていたので、内部の腐食もなさそう。
磁石にくっつかないので真鍮だと思います。



歪んでる・・・そのまま使うか・・・
このパーツも真鍮だと思います。



上の方が割れてます。



タンクと燃焼室（火屋）を遮る板ですが、１／４ほど腐ってしまってます。
鉄のパーツです。



燃焼部分のパーツ類。
分からなくなるので、一個づつばらしてレストアします。
いっぺんに全部ばらして洗浄したら早いのでしょうが、組み付けが出来なくなる可能性大。



火屋のガラスに、バタフライのマークが入ってますよ。