ホンマ製薪ストーブセットの感想
みなさんメリークリスマス!
北海道は比較的暖かく、気温がプラスです。
雪が少し溶け始めています。
クリスマスは雨が振るかも知れません。
さて、先日、苫小牧のアルテンで、冬季キャンプを行いました。
初投入がホンマ製作所製薪ストーブセット、APS−52です。
時計型と言われる昔からあるタイプの薪ストーブに、長足を追加し、ケースと半直管2本、蝦管1個、Pトップがセットになっています。
ストーブ本体は、時計2型だと思います。
ホンマ製作所では一番小さく、能力は3200kcal/hと記載があります。
○使用条件
①外気温−5℃〜−10℃の極寒
②薪は概ねナラ材
③テントからは横出し
④テントはサーカスTC
⑤幸いにも無風
○専用Pトップは使えなかった
非常に寒く、冷えて煙突効果(チムニー効果)が働かなかったのかもしれませんが、
専用品のPトップを使用すると、煙が排出されず、薪ストーブ本体から煙が逆流しました。
今でも、アウトドアジャケットが煙りくさいです。
煙突ですが、横出しの場合は横長さに対し、縦長さが1.5倍あれば排煙は問題ないと
聞きましたが、煙が逆流しました。
縦が半直管4本、1尺管1本です。
横が半直管1本、1尺管1本、ダンパーです。
横長さに対し、縦長さは2倍はあると思うのですが、縦方向に予備で持って来た半直管を1本足しても
改善されませんでした。
問題は煙突長さではないと思い、抵抗になってそうなPトップを外すと、上手く排煙されました。
外したのはコレです。
風の影響を緩和し、雨や雪の侵入を防ぐ大事な部品です。
外したら、モクモクと快調でした。
○使用した薪は一晩で25kg
火入れ式を海岸で行った際に、薪を5kg持ち込みました。
火が出ながら燃えたのが2.5時間、熾火が1時間でした。
おおよそ、3時間で薪を5kg消費すると考えました。
想定では、
1日目 14:00〜就寝22:00、8時間 →薪15キロ
2日目 6:00〜8:00 2時間 →薪5キロ
夜 薪5キロ
計25キロ使用する計画に対し、実際25キロ使用しました。
ザックリ、1時間で、1.5キロの薪消費でした。
薪30キロの写真。1袋5キロです。
○テント内温度は外気温+15〜20℃程度でした
1時間で薪を1.5キロ燃やしたら、大体外気温に対し、+15℃温度が上がりました。
もう少し温度が上がるかと思いましたが、以外と上がりませんでした。
写真では14℃の温度上昇です。
ぶっちゃけ、熱気で暖かいけど、暖房能力はもう少し欲しい感じでした。
○暖房能力に対する考察
薪の発熱量は3800kcal/kgらしいです。
1時間で1.5キロ燃やしましたので、
3800kcal/kg × 1.5kg/h = 5700kcal/h
レインボーストーブが2500kcal/hの暖房能力です。
テント内を8℃程度暖める事が出来ました。
概ね、レインボーストーブ2台分の能力でした。
能力として、トヨトミやコロナの大型の対流式石油ストーブとほぼ同じ能力です。
もう少し能力があると思ったのですが、薪を燃やす量から考えると納得の数字でした。
薪ストーブは薪を沢山突っ込めば能力を上げることが出来るのですが、
僕が買ったホンマ製の時計2型は小さいので1時間に2キロくらいが限界だと思います。
大型のストーブであれば、1時間に3キロ位はいるかと思いますが、
薪は1晩で50キロは必要です。
ネットの最安値薪でも25キロで3000円ですから、結構な出費です。
○火の粉はゼロでした
気になる火の粉はありませんでした。
薪は基本的にナラを使用しました。
薪は杉などの針葉樹より、広葉樹が適しているらしいです。
広葉樹は硬く、燃える速度が遅いために火持ちが良いとのこと。
一方、針葉樹は燃える速度が速いため、ストーブを過熱してしまうそうです。
確認はできていませんが、針葉樹は火の粉が飛びやすい?とも聞きます。
広葉樹でも、最高級の薪がナラです。
良く乾燥したナラ材を使用すれば、火の粉は飛ばないのかもしれません。
当日はほぼ無風という絶好の条件が影響している可能性もあります。
薪の選定は良く乾いていること、ナラ材を使用すること の2点見たいです。
今後も、ナラ材を使用したいと思います。
ホームセンターで売っている薪ですが、「広葉樹」としか書いてませんでしたので、
今後は買わないようにします。
全て楽天から買うかな・・・
ナラ材はなかなか着火しなかったです。
100均の固形燃料でようやっと着火でしました。
松ヤニがしみこんだファットウッドでは火がつきませんでしたよ・・・
○暖かいけど寒かった
感想として、今まで対流式のストーブ、トヨトミのレインボーを使用していたこともあり(1回だけですが)
熱を放射してくれる薪ストーブは、「火を付けると暖かい!」と思いました。
しかし、最近のアウトドアジャケットは完璧に熱を遮断しますので、
輻射による暖かさの恩恵が薄れている感じです。
薪ストーブ1台では熱量が足りず、レインボーストーブも点火しました。
ストーブ2台でようやっと幕内は15℃を保つことが出来ました。
薪ストーブ初心者の僕は、
反射式ストーブのフジカと、トヨトミの大型対流式ストーブの組み合わせもいいかなと、
正直思いました。
しかし、薪ストーブは絵になります(笑)
北海道は比較的暖かく、気温がプラスです。
雪が少し溶け始めています。
クリスマスは雨が振るかも知れません。
さて、先日、苫小牧のアルテンで、冬季キャンプを行いました。
初投入がホンマ製作所製薪ストーブセット、APS−52です。
時計型と言われる昔からあるタイプの薪ストーブに、長足を追加し、ケースと半直管2本、蝦管1個、Pトップがセットになっています。
ストーブ本体は、時計2型だと思います。
ホンマ製作所では一番小さく、能力は3200kcal/hと記載があります。
○使用条件
①外気温−5℃〜−10℃の極寒
②薪は概ねナラ材
③テントからは横出し
④テントはサーカスTC
⑤幸いにも無風
○専用Pトップは使えなかった
非常に寒く、冷えて煙突効果(チムニー効果)が働かなかったのかもしれませんが、
専用品のPトップを使用すると、煙が排出されず、薪ストーブ本体から煙が逆流しました。
今でも、アウトドアジャケットが煙りくさいです。
煙突ですが、横出しの場合は横長さに対し、縦長さが1.5倍あれば排煙は問題ないと
聞きましたが、煙が逆流しました。
縦が半直管4本、1尺管1本です。
横が半直管1本、1尺管1本、ダンパーです。
横長さに対し、縦長さは2倍はあると思うのですが、縦方向に予備で持って来た半直管を1本足しても
改善されませんでした。
問題は煙突長さではないと思い、抵抗になってそうなPトップを外すと、上手く排煙されました。
外したのはコレです。
風の影響を緩和し、雨や雪の侵入を防ぐ大事な部品です。
外したら、モクモクと快調でした。
○使用した薪は一晩で25kg
火入れ式を海岸で行った際に、薪を5kg持ち込みました。
火が出ながら燃えたのが2.5時間、熾火が1時間でした。
おおよそ、3時間で薪を5kg消費すると考えました。
想定では、
1日目 14:00〜就寝22:00、8時間 →薪15キロ
2日目 6:00〜8:00 2時間 →薪5キロ
夜 薪5キロ
計25キロ使用する計画に対し、実際25キロ使用しました。
ザックリ、1時間で、1.5キロの薪消費でした。
薪30キロの写真。1袋5キロです。
○テント内温度は外気温+15〜20℃程度でした
1時間で薪を1.5キロ燃やしたら、大体外気温に対し、+15℃温度が上がりました。
もう少し温度が上がるかと思いましたが、以外と上がりませんでした。
写真では14℃の温度上昇です。
ぶっちゃけ、熱気で暖かいけど、暖房能力はもう少し欲しい感じでした。
○暖房能力に対する考察
薪の発熱量は3800kcal/kgらしいです。
1時間で1.5キロ燃やしましたので、
3800kcal/kg × 1.5kg/h = 5700kcal/h
レインボーストーブが2500kcal/hの暖房能力です。
テント内を8℃程度暖める事が出来ました。
概ね、レインボーストーブ2台分の能力でした。
能力として、トヨトミやコロナの大型の対流式石油ストーブとほぼ同じ能力です。
もう少し能力があると思ったのですが、薪を燃やす量から考えると納得の数字でした。
薪ストーブは薪を沢山突っ込めば能力を上げることが出来るのですが、
僕が買ったホンマ製の時計2型は小さいので1時間に2キロくらいが限界だと思います。
大型のストーブであれば、1時間に3キロ位はいるかと思いますが、
薪は1晩で50キロは必要です。
ネットの最安値薪でも25キロで3000円ですから、結構な出費です。
○火の粉はゼロでした
気になる火の粉はありませんでした。
薪は基本的にナラを使用しました。
薪は杉などの針葉樹より、広葉樹が適しているらしいです。
広葉樹は硬く、燃える速度が遅いために火持ちが良いとのこと。
一方、針葉樹は燃える速度が速いため、ストーブを過熱してしまうそうです。
確認はできていませんが、針葉樹は火の粉が飛びやすい?とも聞きます。
広葉樹でも、最高級の薪がナラです。
良く乾燥したナラ材を使用すれば、火の粉は飛ばないのかもしれません。
当日はほぼ無風という絶好の条件が影響している可能性もあります。
薪の選定は良く乾いていること、ナラ材を使用すること の2点見たいです。
今後も、ナラ材を使用したいと思います。
ホームセンターで売っている薪ですが、「広葉樹」としか書いてませんでしたので、
今後は買わないようにします。
全て楽天から買うかな・・・
ナラ材はなかなか着火しなかったです。
100均の固形燃料でようやっと着火でしました。
松ヤニがしみこんだファットウッドでは火がつきませんでしたよ・・・
○暖かいけど寒かった
感想として、今まで対流式のストーブ、トヨトミのレインボーを使用していたこともあり(1回だけですが)
熱を放射してくれる薪ストーブは、「火を付けると暖かい!」と思いました。
しかし、最近のアウトドアジャケットは完璧に熱を遮断しますので、
輻射による暖かさの恩恵が薄れている感じです。
薪ストーブ1台では熱量が足りず、レインボーストーブも点火しました。
ストーブ2台でようやっと幕内は15℃を保つことが出来ました。
薪ストーブ初心者の僕は、
反射式ストーブのフジカと、トヨトミの大型対流式ストーブの組み合わせもいいかなと、
正直思いました。
しかし、薪ストーブは絵になります(笑)